6/29(木) 市立角館総合病院入院。3月末頃に左ひざ上部に出来た「繊維性腫瘍(詳細はまだ不明)」摘出で入院・手術です。トイレ付きの個室に10時入院。パソコン、バッテリー、WIFI、アマゾンFIRE、漫画40冊を持ち込み、映画を見たりパソコンで調べ物をしたり麻雀ゲームをやったりして、3泊4日の入院生活は静かな環境下で快適に過ごせました。
ドクターの説明では手術は全身麻酔で2時間、術後の経過が良ければ術後翌々日に退院可能と考えているとのこと、足の腱など大事な部分をを切る必要がないので、順調に経過すれば動きに支障は出ないはずとのこと。
6/30(金) 手術当日。一日絶食、飲み物は10時まで、9時から点滴開始。14時30分に歩いて手術室入室。近代的で何室もある凄い設備だ。一番奥の部屋に入り、帽子をかぶせられ手術台に寝かされる。不安と緊張で心臓が爆発しそう、ものすごく不快、このまま逃げたくなってくる。酸素マスクを着けられ、麻酔ドクターから「腕から麻酔入りますよ、冷たく感じますよ、すぐ眠りますからね~。」と声かけ。そして一瞬で気絶。
予定より30分ほど早く手術終了、16時30分に部屋に戻る、人工呼吸器の挿管はすでに抜かれていた、運ばれる途中体内から出した腫瘍を見せられた。傷がじんじん痛むのを感じる、10段階の6くらい。点滴ルートと右足もなぜか痛い、1時間くらいで薬が効いて来ますからね~と言われ、酸素マスクをつけたまま部屋のベッドであおむけになり、身動きできない状態で数時間。寝れない、腰が痛い、おなかすかない、痛みで寝付けない。なかなかに苦痛な数時間を過ごす。
20時過ぎ、酸素マスク、心電図モニターを外す、足を固定していたマッサージ器を外す、ようやく水を飲んで、だいぶラクになる。ドクターの回診、明日には正座できるようになってますよ、予定通り日曜日退院、水曜日に大学で受診してくれとのこと。マジですか(笑)、無事終わったらしい、ひと安心。
21時ころ、看護師が痛み止めですと持ってきた白い薬液を点滴で一気に入れる、痛みがかなり消えていき、消灯、23時頃には寝たように思う。
7/1(土) 4時起床。点滴のせいで動けない。6時過ぎに看護師が来て、ベッドから動いていいと許可、自分で立ってトイレへ。まだ傷口がちりちり痛む感じあり10段階の3くらい。着替えをし、与えられたロルカム錠剤を飲む。
朝食後ドクターの回診、水は溜まってない、しゃがんでも大丈夫、明日10時に退院してもいい、と許可もらう。点滴(ソリター輸液と抗生剤セフォチアム)は夜まで必要。12時昼食。18時夕食、20時から抗生剤点滴。
21時に点滴終了、点滴ルートの針を抜かれてようやく自由な身体をとりもどす。
7/2(日) 4時起床。昨日より痛みが少なくだいぶ楽になった。8時朝食、美味しく完食。血圧体温正常、ドクターの回診はもはや無し(笑)、10時にtomokoが迎えに来て退院。MINIクーパーDを自分で運転して昼前に自宅に帰り着いた。
7/5(水) 大学病院整形外科受診、10日後に抜糸するからまた来てね。病理検査の結果は月末になりますから宜しく待っててね、そんなに心配はないと思うから、とのこと。
人生初の全身麻酔、外科手術。開けてみて明らかに悪性の場合は再手術もある。しびれや痛みが残るケースもある、やってみないとわからないことが多いのが外科手術。退院後、またバイクに乗ったり、トライアルや自転車が楽しめるかは分からない。手術はどの程度の痛みなのか想像できない。生涯で味わったこのない不安と恐怖に襲われる日々だった。終わってみれば何とか無事軽快退院となり、しびれや痛みは残らず、2週間後に抜糸をすれば概ねもとの生活に戻れそうな状況となりました。これも持って生まれた幸運のひとつと思わせられる経験でした、本当に恐ろしかった。