鹿屋市の「鹿屋航空基地史料館」に向かいました。戦前から使われている航空基地で、神風特攻隊の出撃基地でもありました。その鹿屋航空基地の敷地内に「鹿屋航空基地史料館」はあります。旧日本海軍創設期から第二次世界大戦に至るまでの資料や特攻隊員の遺影や遺書などが展示され、現在の海上自衛隊の活動を紹介する史料館です。
海上自衛隊で活躍した航空機が多数展示されています。
昭和16年に真珠湾攻撃の作成計画が練られた「鹿屋会談」が行われたのが鹿屋基地でした。我らが大日本帝国海軍の先制奇襲・真珠湾攻撃、南方戦線拡大、ミッドウェイでの無残な敗戦、ガダルカナル敗戦、特攻隊出撃、沖縄戦、昭和20年太平洋戦争敗戦、その詳細な流れのすべてをここで学ぶことが出来ます。
真珠湾攻撃の事前訓練が錦江湾で行われたそうですね、超低空飛行からの魚雷攻撃は世界初の戦術であり、非常に高い練度・精度だったそうです。訓練での犠牲者も多かったそうです。
海軍精神「スマートで、目先が利いて几帳面、負けじ魂これぞ船乗り」。帝国海軍軍人の末裔としてこころに刻み、これからの人生に活かして行きたい。
東郷平八郎元帥の「連合艦隊解散の辞」。国家における海軍の大事を説き、平時における海軍や海軍軍人のあり方について指し示し、有事に備える心構えの重要さを示している。ようするに「平和なときも油断するなよ」というお言葉ですね。合衆国大統領ルーズベルトはこの訓示に感銘を受け、米軍将兵に配布したそうです。
展示されている零戦は「零式艦上戦闘機五二型」、美しい機体を見事に修復していますね。
栄エンジンとともに展示しています。最高速度他、当時世界の最先端だったゼロ戦をじっくり見学します。
鹿児島県には薩摩半島に「知覧特攻平和会館」、大隅半島に「鹿屋航空基地史料館」があります。どちらも涙なくして見学できない、無残な戦争の歴史が語られています。また軍人精神を学び、現在の自衛隊の役割への理解を深めることが出来る。日本人ならいちどは見ておきたい資料館です。素晴らしい見学になりました。